「まだ赤ちゃんなのに、オバケなんて早い?」
「怖がって泣いたらどうしよう……」
そんなふうに思うママ・パパも多いのではないでしょうか?
でも実は、「ちょっぴり怖い絵本」は0〜2歳の子どもたちにとっても、とってもおすすめなんです。
ポイントは、“こわすぎない”こと。
オバケが出てきても、絵が可愛かったり、お話がユーモアたっぷりだったりすれば、「なんだかへんなの〜!」と笑って楽しめます。
この記事では、赤ちゃんや1〜2歳の子でも安心して読める、“ほんのり怖い&ユーモラス”なオバケ絵本を8冊ご紹介します。
こわい絵本、0〜2歳にこんなにいいこと!

感情の刺激になる
ちょっぴり「ドキッ」としたあとに「ホッ」とできる絵本体験は、感情をゆたかにしてくれます。
想像力の芽が伸びる
「この子はおばけ?なにしてるの?」と、お話を自分なりに想像するきっかけに。
親子の会話が生まれる
「こわかった?」「へんなおばけだったね〜」と、自然に言葉のキャッチボールが始まります。
【0〜2歳向け】ほんのり怖くて可愛いオバケ絵本8選

『おばけなんてないさ』

作・絵:せなけいこ(ポプラ社)
名曲「おばけなんてないさ」をもとにした、大人気の絵本。
ちょっと怖がりな主人公が「おばけなんてないさ」と歌いながら暗い部屋を探検していきます。
▶おすすめ年齢:2歳〜
▶読み聞かせPOINT:「ないさ、ないさ〜♪」と歌いながら読むと親しみやすくなります。
『おばけのてんぷら』
作・絵:せなけいこ(ポプラ社)
うさこちゃんが作るおいしいてんぷらに、こっそり忍び込むおばけ。
でも気づかず、うっかりてんぷらにされそうに…!?
怖さよりもユーモアの勝る、おばけ絵本の名作です。
▶おすすめ年齢:2歳〜
▶読み聞かせPOINT:「あれ?白いはんぺんみたいなのが…」と親子で盛り上がれます!
『ねないこだれだ』
作・絵:せなけいこ(福音館書店)
「夜中に起きてるのは だれだ?」——
インパクト抜群の黒背景と白いおばけが、強く印象に残る名作。
夜ふかししがちな子どもにぴったりの読み聞かせに。
▶おすすめ年齢:1歳〜
▶読み聞かせPOINT:声のトーンに強弱をつけて読むと雰囲気が出ます!
『ばけばけばけばけばけたくん』
作・絵:岩田明子(大日本図書)
ばけたくんは、食べたものにどんどん“ばけて”しまうおばけ。
カレーを食べれば黄色に、アイスを食べればヒエヒエに!
色と形の変化がユニークで、ページをめくるたびに「次はなににばけるかな?」と親子で盛り上がります。
▶おすすめ年齢:1歳~
▶読み聞かせPOINT:繰り返しの構成なので、0歳児にも◎
『おばけとホットケーキ』
作・絵:新井洋行(くもん出版)
おばけたちがホットケーキ作るのに参加できる絵本です。
かわいいおばけと遊べる楽しい絵本!
▶おすすめ年齢:1歳〜
▶読み聞かせPOINT:料理をするシーンが日常とつながりやすく、親しみやすい。
『おばけでんしゃ』
作:内田麟太郎/絵:西村繁男(童心社)
夜中に走る“おばけの電車”に、たくさんの不思議なおばけが乗ってきます。
でも絵は明るく、にぎやかで怖さより面白さが勝つ世界観。
▶対象:2歳〜
▶読み聞かせPOINT:ページの隅々まで絵がぎっしりで、指さしあそびにも最適!
『おつきさまこんばんは』

作・絵:林明子(福音館書店)
おばけ絵本ではありませんが、「夜=ちょっとこわい」と感じる子の“夜デビュー”に最適な絵本。
真っ暗な夜の空に出てきたお月さまが、やさしく笑ってくれる絵に、ほっと安心できます。
▶対象:0歳〜
▶読み聞かせPOINT:夜を怖がる子におすすめの「光」の絵本。
0〜2歳に怖い絵本を読むときのポイント

安心感のある“こわさ”を選ぶ
この時期は「ほんのり怖い」くらいがちょうどいい。
暗い色調や夜のシーンが出てきても、最後に笑える展開や明るい結末があるものが◎
読み手の声で安心感を
読むときは、あまり怖がらせようとせず、やさしい声で。
「こわいね〜」「でも大丈夫だね〜」という一言が子どもを安心させます。
怖がりすぎる場合は無理せず
泣き出したり怖がりすぎる様子があれば、無理に読まなくてもOK。
興味がわいたときにまた読めば大丈夫です♪
まとめ

0〜2歳の子どもたちにとって、オバケ絵本は「こわいけど気になる」「こわいけど読んで!」という好奇心の宝庫。
絵本なら、やさしく・おもしろく・ちょうどよく“ドキドキ”できるのが魅力です。
怖がりさんも、怖いもの好きな子も、
ぴったりの絵本を選んで、“おばけ絵本デビュー”してみませんか?
おやすみ前に。
おふろあがりに。
親子でギュッとくっついて、ちょっぴり怖い世界をのぞいてみましょう♪
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